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# LINEMO乗り換え完全ガイド:データ・電話番号・LINEアカウントの引き継ぎ手順と注意点

## はじめに

ソフトバンクやワイモバイル、docomo、auなどのキャリアサービスから格安SIMサービス「LINEMO」に乗り換える際、多くのユーザーが「スマートフォンのデータを上手く引き継げるのか」「電話番号はそのまま使えるのか」「LINEアカウントはどうなるのか」といった不安を抱えています。乗り換え時のデータ移行は、契約中のキャリアやスマートフォンのOS(基本ソフト)によって引き継ぎ方が異なるため、事前の正しい理解と準備が不可欠です。本記事では、LINEMOに乗り換える際に必要となるデータ、電話番号、LINEアカウントの引き継ぎ手順と注意点について、各パターン別に詳しく解説します。

## スマートフォン内データの引き継ぎ可能性

LINEMOに乗り換える際、以前から使用していたスマートフォン内のデータは基本的にすべて引き継ぐことが可能です。具体的には電話帳、写真、動画、音楽、カレンダー、各種アプリなどが該当します。ただし、アプリ内のアカウント情報が引き継げるかどうかは、各アプリ提供元に個別に確認する必要がある点に注意してください。データの引き継ぎ方法は、現在使用中のスマートフォンをそのままLINEMOで利用し続けるのか、それとも新しいスマートフォンを購入するのかによって異なります。以下、それぞれの場合の手順を詳しく見ていきましょう。

### 現在使用中のスマートフォンをそのまま利用する場合

現在使用中のスマートフォンをLINEMOでも継続利用する場合は、特別なデータ引き継ぎ作業は一切必要ありません。たとえ以前の契約キャリアがソフトバンクやワイモバイル以外であっても、LINEMOの開通後にSIMカードを差し替えるだけで、スマートフォン内に保存されているアプリや写真などのデータをそのまま利用できます。SIMカードの交換作業自体は数分で完了し、面倒な設定やデータ移行の手間がかからないのが大きな利点です。この方法は、端末の買い替えを検討しておらず、現在のスマートフォンの動作に満足している方にとって最も簡単な選択肢といえるでしょう。

### 新しいスマートフォンを購入する場合

LINEMOへの乗り換えを機に新しいスマートフォンを購入する場合、旧端末から新端末へのデータ移行が必要になります。データ移行の方法は、スマートフォンのOS(基本ソフトウェア)の組み合わせによって大きく異なります。同じOS同士(iPhoneからiPhone、またはAndroidからAndroid)であれば比較的簡単にデータを引き継げますが、OSが異なる場合(iPhoneからAndroid、またはAndroidからiPhone)は注意が必要です。また、LINEMOはガラケー(従来型携帯電話)には対応していません。ガラケーを現在利用している方は、自身でスマートフォンを用意し、データの移動作業を行う必要があります。

### iPhoneからiPhoneへのデータ移行方法

iPhoneから新しいiPhoneへデータを移行する方法は、パソコンの有無によって選択肢が分かれます。パソコンをお持ちの場合は「iTunes」または「クイックスタート」の利用が可能です。iTunesはAppleが提供するソフトウェアで、iPhoneのデータをパソコンにバックアップし、そのデータを新しいiPhoneにリストアする機能を提供します。手順としては、まず古いiPhoneをパソコンに接続してiTunesでバックアップを作成し、その後で新しいiPhoneを接続してバックアップから復元します。一方、クイックスタートは対応するiOSを搭載したiPhone同士を近づけるだけで初期設定が完了し、ワイヤレスでデータを転送できる機能です。クイックスタート機能はiOS 11以降の端末に搭載されており、実際にデータを引き継げるのはiOS 12.4以降のバージョンとなります。

パソコンを持っていない場合は、Appleが提供するクラウドサービス「iCloud」を利用してデータ移行を行います。iCloudには端末のバックアップデータを保存できる機能があり、インターネットを介して新しいiPhoneにデータを復元できます。ただし、iCloudでのバックアップ作業を開始してから21日以内に新しい端末への復元を完了しないと、バックアップデータは自動的に削除されてしまうので注意しましょう。また、iCloudの無料容量は5GBまでであるため、大量の写真や動画を保存している場合は有料プランへの加入が必要になることがあります。

### AndroidからAndroidへのデータ移行方法

Androidから新しいAndroid端末へデータを引き継ぐ最も簡単な方法は、Googleアカウントの同期機能を利用する方法です。まず古いAndroid端末で設定アプリからGoogleアカウントの同期設定を有効にし、連絡先やカレンダーなどのデータをクラウド上に同期します。次に新しいAndroid端末で同じGoogleアカウントにログインすると、同期されていたデータが自動的にダウンロードされて復元されます。

Android同士のデータ移行には、無料の専用移行アプリやSDカードを利用する方法もありますが、Googleアカウントの同期機能を利用するのが最も手軽で確実です。Googleアカウントの同期を活用すれば、連絡先、カレンダー、メール、写真、アプリの一部設定などが新しい端末に自動的に引き継がれるため、複雑な作業を避けられます。なお、各アプリのアカウント情報やゲームのセーブデータなど、アプリ固有のデータについては、各アプリ独自のバックアップ機能やクラウド連携サービスを利用する必要がある点に留意しましょう。

### 異なるOS間でのデータ移行(iPhoneとAndroid)

iPhoneからAndroidへ乗り換える場合、Googleアカウント関連のアプリやサービスを利用することで比較的スムーズにデータ移行が可能です。具体的な手順としては、まずiPhoneにGoogleドライブアプリをインストールし、連絡先、カレンダー、写真などのデータをGoogleアカウントにバックアップします。その後、Android端末で同じGoogleアカウントにログインすれば、Googleドライブに保存されたデータを同期できます。この方法は費用がかからず実用的ですが、Apple独自のサービス(Apple Books、iTunes Store、キャリアメールなど)には対応しておらず、これらに保存されているデータは引き継げないという制限があります。

一方、AndroidからiPhoneへ乗り換える場合は、Appleが提供する専用アプリ「iOSに移行」を使用するのがおすすめです。このアプリはAndroid端末にインストールでき、iPhone側に表示される認証用コードを入力し、引き継ぎたいデータを選択するだけで作業が完了します。連絡先、メッセージ履歴、写真・ビデオ、メールアカウント、カレンダーなどを手軽に移行できます。ただし、このアプリの対応バージョンはAndroid 4.0以降であるため、それより古いバージョンのAndroid端末を使用している場合は、microSDカードにデータを保存してから新しいiPhoneのパソコン経由やiCloudを利用して移行する方法を検討しましょう。

### ガラケーからスマートフォンへのデータ移行方法

ガラケーからスマートフォンへデータを移行する方法としては、microSDメモリーカードの利用が最も確実で推奨されます。microSDカードはコンパクトな記録メディアであり、多くのガラケーとスマートフォンの両方に対応しているため、電話帳、写真、動画などのデータを端的に移すことができます。手順としては、まずガラケーにmicroSDカードを挿入して必要なデータを保存し、その後カードを取り出してスマートフォンに挿入することでデータを読み込むことが可能です。

また、ガラケーとスマートフォンの両方にBluetooth機能や赤外線通信機能が搭載されている場合には、それらの無線通信機能を用いてデータを送受信する方法もあります。ただし、ガラケーの機種によってはデータの種類に制限が設けられており、すべてのデータを送受信できない可能性があります。そのため、確実なデータ移行を求めるならmicroSDカード方式を選択するのが賢明です。

## 電話番号・契約者情報の引き継ぎ

LINEMOへの乗り換え時に電話番号や契約者情報を引き継げるかどうかは、乗り換え前のキャリアサービスによって異なります。ここでは、乗り換え元がソフトバンク・ワイモバイルの場合と、その他のキャリアの場合とに分けて詳しく解説します。

### ソフトバンク・ワイモバイルからの乗り換えで引き継げるもの

ソフトバンクまたはワイモバイルからLINEMOへ乗り換える場合、次の3つの情報・項目は問題なく引き継がれます。

電話番号については、LINEMOがソフトバンク系列の通信事業者(MNO)であるため、乗り換え前に契約していたソフトバンクやワイモバイルと同じ電話番号をそのまま継続使用できます。乗り換え申し込み時に「今の電話番号を使用する」のオプションを選択すれば、MNP(携帯電話番号ポータビリティ)の手続きを経ずに同一番号での契約が可能です。これにより、電話番号変更に伴う友人や仕事関係者への連絡の手間が省けます。

契約中住所については、氏名や生年月日などの契約者情報のうち、住所のみが自動的に引き継がれます。そのため、LINEMO契約時には改めて氏名や生年月日などの情報を入力する必要がありますが、住所入力の手間は省かれます。

請求先情報についても、ソフトバンクやワイモバイルでの請求先情報はLINEMO契約時に自動的に引き継がれます。さらに、ソフトバンクやワイモバイルの回線と「SoftBank光」や「SoftBank Air」などを合算請求していた場合も、その請求先情報はLINEMOにそのまま引き継がれます。

一方で注意すべき点として、ソフトバンクやワイモバイルの料金プランに含まれていた「LYPプレミアム」はLINEMOには引き継がれません。乗り換えと同時に自動的に解除されるため、LYPプレミアムの特典を利用していた方は、乗り換え前に特典の利用状況や終了時期を確認しておく必要があります。

### その他のキャリアからLINEMOへの乗り換えで引き継げるもの

ソフトバンク・ワイモバイル以外のキャリア(docomo、au、楽天モバイルなど)からLINEMOに乗り換える場合、引き継げるのは電話番号のみです。この場合、電話番号を引き継ぐためには「MNP予約番号」が必要になります。MNP予約番号は、現在契約中のキャリアに依頼することで発行される10桁の番号で、これを取得すれば電話番号を変更せずにLINEMOへ乗り換えられます。MNP予約番号の発行手続きは各キャリアで異なり、docomoでは電話・インターネット・ドコモショップで、auでは電話・インターネット・auショップで、楽天モバイルではインターネットでそれぞれ申請可能です。

MNP予約番号には有効期限があり、取得日を含めて15日以内にLINEMOとの契約手続きを完了する必要があります。この期間を過ぎると予約番号は失効するため、乗り換えのタイミングを計画する際は注意が必要です。また、ソフトバンク・ワイモバイル以外のキャリアからの乗り換えでは、契約者住所や請求先情報は一切引き継がれないため、LINEMOへの契約時に全ての情報を新たに入力する必要があります。

## LINEアカウントの引き継ぎ方法と注意点

同じLINEアカウントをLINEMOでも継続利用したい場合は、LINEアカウントの引き継ぎ作業が必要です。LINEは1つの電話番号につき1つのアカウントしか作成できず、引き継ぎ作業を誤るとトーク履歴やアカウント情報が失われるリスクがあるため、入念な事前準備が求められます。

### 異なるOS間でのトーク履歴の制限

LINEの引き継ぎにおいて最初に行うべき作業は、トーク履歴のバックアップです。友だちリストやグループの情報はアカウント移行作業だけで引き継げますが、トーク履歴は事前にバックアップを作成していないと消えてしまいます。

特に注意すべき点は、iPhoneからAndroid、またはAndroidからiPhoneと異なるOS間で乗り換える場合、LINEのトーク履歴は原則として引き継げないことです。これはLINEのシステム上、iOS版とAndroid版のバックアップデータ形式が異なるためです。そのため、過去の大切なトーク履歴を保存しておきたい方は、スクリーンショットを撮っておくなど、別の手段で記録を残すことをおすすめします。

### 引き継ぎ前の事前確認

トーク履歴のバックアップが完了したら、まず「LINEかんたんヘルプ」の公式アカウントを友だち追加し、現在の環境で引き継ぎが可能かどうかをチェックしましょう。公式アカウントが提示する質問に答えていくだけで、引き継ぎに必要な情報や具体的な手順を確認できます。この事前確認を行うことで、思わぬトラブルを未然に防げます。

### 引き継ぎの具体的な手順

電話番号が変更にならない場合、LINEアカウントの引き継ぎ手順は次のとおりです。まずLINEMOに乗り換えたスマートフォンでLINEアプリを開き、電話番号を入力します。SMSで届いた認証番号を入力したら、電話番号を引き継いでいる場合には「はい、私のアカウントです」を選択します。続いてLINEのパスワードを入力してログインし、友だち追加設定を確認します。最後にトーク履歴の引き継ぎ(同じOS間の場合のみ)を実施します。以上の作業により、LINEアカウントの引き継ぎが完了します。

一方、LINEMOへの乗り換えを機に電話番号を変更する場合は、手順が若干異なります。乗り換え後のスマートフォンで新しい電話番号を入力してSMS認証を行い、次に「アカウントを引き継ぐ」オプションを選択します。その後のログイン方法の選択が重要なポイントとなります。電話番号が変わっていても、以前の端末で利用していた電話番号、もしくはメールアドレスのいずれかを選択してLINEアカウントを引き継ぐことができます。ログイン方法を選んだ後は、パスワードの入力、友だち追加設定の確認、トーク履歴の引き継ぎ(同じOS間のみ)と進みます。

### 引き継ぎトラブル時の対処法

LINEアカウントの引き継ぎが上手くいかずトラブルが発生した場合は、LINE公式のヘルプページを確認しましょう。さらに専門的なサポートが必要なら、LINEの問い合わせフォームを利用して直接カスタマーサポートに連絡することをおすすめします。なお、問い合わせる際には、利用していた端末の機種やOSバージョン、エラーメッセージ画面のスクリーンショットなどの情報を用意しておくと、スムーズな問題解決につながります。

## まとめ

LINEMOに乗り換えても、これまで利用していたスマートフォンに保存されているアプリ、動画、音楽などのデータや、電話番号などの契約情報は、適切な手順を踏むことで確実に引き継ぐことができます。重要なポイントは、現在のスマートフォンをLINEMOでも継続利用するのか、それとも新しい端末を購入するのか、また乗り換え元のキャリアがソフトバンク・ワイモバイルかそれ以外かによって最適な引き継ぎ方法が異なるという点です。

スマートフォン本体のデータ移行はOSの組み合わせに応じた適切な方法を選ぶことが成功の鍵となります。またLINEアカウントの引き継ぎに関しては、事前のバックアップ作成と動作確認が非常に重要で、特に異なるOS間での乗り換えの場合、トーク履歴が引き継げないという制約があることを理解しておく必要があります。本記事で紹介した手順と注意点をしっかり確認した上で、LINEMOへの乗り換えを安心して行いましょう。