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# サバイバル節約術 番外編:一眼レフによる魚露目8号での撮影ガイド

## 核心概念:虫の目レンズ「魚露目8号」の魅力と活用法

### 魚眼レンズとの違い

魚眼レンズは超広範囲を一枚の写真に収めることができるが、レンズ前3cm程度まで近づいても、被写体である虫は極めて小さく写ってしまう。これは想像以上に小さく、迫力を出すには物足りない。魚眼レンズは周囲の景色を含めた引き気味の写真を撮るのに適している。

一方、魚眼レンズと同様に超広角でありながら、レンズ自体が非常に小さい「虫の目レンズ」と呼ばれるものがある。これらは小さな被写体に近づけると、その被写体がまるで巨大化したかのように拡大される。

虫の目レンズは長らくマイナーな存在であり、多くの愛好家が自作を試み、様々な試行錯誤が繰り返されてきた。有名な昆虫写真家・栗林慧氏もその一人である。現在では中国のLAOWA社から水中撮影も可能な虫の目レンズが販売されているが、販売価格は25万円。開発費用が価格に反映され、手が出しにくい。

そんな高額なものではなく、手頃な価格でありながらプロの昆虫写真家も使用しているのが、Fit社から販売されている「魚露目8号」である。魚露目8号単体で8,240円(税込)、キャップやケース付きのセットでも14,520円(税込/2024年1月時点)。

### 一眼レフでの使用法

魚露目8号はもともとコンパクトデジカメ用に開発されたものだが、一眼レフでも使用可能である。コンパクトデジカメ同様、元となるレンズ(マスターレンズ)の前に取り付けて使用する。つまり、一眼に通常のレンズを装着した後、その前面に魚露目8号を取り付ける必要がある。

魚露目8号とマスターレンズには相性があり、非常に厳しい条件がある。多くの愛好家が様々なレンズの相性を検証してきた結果、相性の良いマスターレンズとして判明しているのは以下の2つである(メーカーはどちらもニコン)。

1. **AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR**
2. **Ai Nikkor 45mm f/2.8P**

それぞれのレンズには異なるメリットとデメリットがあり、どちらが絶対的に優れているとは言えない。

## マスターレンズ選定と取り付けの実際

### 使用したマスターレンズ

今回採用したのは、AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VRのII型(中古で8,600円)。標準域のズームレンズである。標準レンズの前面に魚露目8号を取り付ける。

魚露目8号本体は細い筒状で、一眼で使用する際はマスターレンズの径に合わせてリングアダプタ(円盤状のパーツ)を使用する。今回購入したAF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR IIのフィルターサイズは52mm。

### 取り付けの工夫

マスターレンズと魚露目8号は、近ければ近いほど画質が向上するが、マスターレンズに直に当てて傷をつけたくない。そのため、周辺のネジの頭よりもわずかに飛び出る程度に調整する。この状態が適切かどうかは確信が持てなかった。

魚露目8号のネジ込みは手で回すと抵抗がほとんどなく、軽く回る。使用中の振動や手の接触で魚露目8号がマスターレンズにぶつかるのを防ぐため、簡易的に輪ゴムを巻いて固定した。安直だが実用には十分だった。

2025年5月時点で、約1年以上この状態で使用してきた結果、魚露目8号本体とマウントアダプターを別々にして使う機会が全くなかった。今後も別にするとは思えないため、最終的に接着して固定することにした。

完全に固定するなら、マスターレンズに限界まで近づけたい。魚露目8号を回し続けるとマスターレンズに直に当たるため、間に緩衝材としてレンズ拭き(100均)を使用。セロテープで1か所留めてから、マスターレンズに接続して魚露目8号を回し込む。その結果、予想以上に近づけられた。

薄いレンズ拭き2枚分の隙間を確保した後、魚露目8号を半周~1周程度戻し、瞬間接着剤をネジの切れ込み部分に流し入れて固定。マウントアダプターとマスターレンズ自体は接着しなかったが、不便はない。

## 撮影設定とテクニック

### 絞り(F値)の重要性

選択したマスターレンズの欠点の一つは、ピントを合わせた周辺がボケることである。ただし状況によっては目立たない。テスト撮影でスズメノヤリを撮った際に顕著に表れた。

実験結果:
- **F5.6**:顕著なボケが発生
- **F11**:かなり改善
- **F20**:ほとんど目立たなくなる

結論として、絞り(F値)は絞った方が良い。テントウムシに近づきすぎてレンズに触れても、レンズ前0cmでもピント合わせは可能。

### 焦点距離による違い

- **18mm(ズーム最小)**:写る大きさが小さい
- **40mm**:このくらいが美しい円形(サークル)が大きく写る
- **55mm(ズーム最大)**:上下が切れるが、最も大きく写せる。トリミング前提ならこれ。

### 撮影設定の基本

カメラの設定で重要なのは、測光モードを「中央重点」にすること。全体測光では周囲が真っ暗なため、明るすぎて真っ白な写真になってしまう。

## テレコンの活用

### 周辺のケラレ(周辺減光)問題

魚露目8号で撮影した後、周辺の影(ケラレ)が入らないようにトリミングするのが難しいことがある。テレコン(テレコンバーター)を使用すれば、この苦労が軽減される。

システム構成例:カメラ本体(D7000)→テレコン(テレプラスSHQ)→マスターレンズ(NIKKOR 18-55mm)→魚露目8号

テレコン無しでは、ズーム最大(55mm)でも周辺に暗い部分が残る。これによりインスタ用の1:1比率で切り抜くのが困難な場合がある。テレコンを付けた状態(55mm)では、周辺の黒い部分がほぼなくなり、トリミングが容易になる。

ただし、テレコン使用により確実に画質は低下し、若干暗くなるためISOを上げる必要が生じ、さらに画質劣化が起こる。最新のテレコンならば画質劣化は少ない。

## 照明の進化:内蔵フラッシュからLEDへ

### LED導入の経緯

最初は内蔵フラッシュを使用していたが、相性が悪く使いにくかった。そこでLEDライトを試すことに。LEDはフラッシュに比べて光量が少ないが、使い勝手を検証。

初めはVL49(中国製、2,000円強)を1灯手持ちで使用。逆光では光量不足だったが、明るい場所では十分。その後、アーム(中国製、2,000円強)と追加で2灯を購入し、3灯システムを構築。

### LED3灯システムの性能

3灯システムはゴチャゴチャして、レンズ交換ごとにセッティングが面倒で持ち運びも不便だが、写りは良好。ただし、全ての写真はレタッチで暗い部分を明るく持ち上げている。完全な逆光では光量不足がある。

撮影データ例(すべてLED3灯、レタッチあり):
- コフキトンボ:F32、ISO1,600、SS1/1250
- クマゼミ:F29、ISO2,500、SS1/100
- カマキリ:F29、ISO1,600、SS1/500
- ハッチョウトンボ:F36、ISO3,200、SS1/500
- ルリボシカミキリ:F32、ISO4,000、SS1/30
- トゲナナフシ:F32、ISO3,200、SS1/40

## コンパクトデジカメでも楽しむ

魚露目8号はもともとコンデジ用に作られた。昆虫写真家の海野氏も常にコンデジに魚露目8号を装着して携帯し、いつでも使えるようにしていたという(某著書)。

手持ちのWG-70でのテスト結果:
- 電源投入直後、最も広角側の焦点距離5mm
- ズームすると写る範囲が大きくなる(11mm、16mm、25mm)

WG-70で最も綺麗に撮れた写真はまずまずの出来だった。ただしWG-70は望遠が向上した分、暗くなって画質が落ちている。以前使用していたWG-3の方が、暗い場所でも明るく写り綺麗だった。コンデジであれば手軽に撮影できるのが最大のメリット。良いコンデジなら画質も向上する。

## 拡張アイデア:万華鏡風撮影

### 自作万華鏡ユニット

万華鏡で覗いたような景色を撮影したいというアイデアから、自作を試みた。ネットの先人情報を参考に、自分なりのアレンジを加えた。

素材として、チップスターの箱が丁度良いサイズだったため、それを下書きにして鏡3枚を収納する最適サイズを手書きで設計。最終的には思い切って製作。

鏡について:
- **裏面鏡**:ホームセンターや100均で一般的に販売。ガラスの裏側に反射面があり、被写体の光はガラスを通過し、鏡面で反射、再びガラスを通過するため画像がボヤけて暗くなる。
- **表面鏡**:一眼レフなどで使用。被写体の光を鏡の表面で直接反射させるため、明るく綺麗なままカメラに届く。表面鏡は割高で取り扱い店が少なく、送料がかかることも。試作品には100均の鏡でテストするのが良い。

ガラスを切るにはガラスカッターが必要で、ガラスの厚みによって対応するカッターが異なるため、購入時に注意が必要。

製作過程で、鏡をチップスターの箱にセットしたところ、見事にぴったり収まった。箱の底は切り取り、底の周囲に残った枠部分にガラスが載って飛び出すことはない。念のため隙間にティッシュを詰めて固定。

### 万華鏡効果とカスタマイズ

試行錯誤のポイント:
- 鏡の長さの違いによる効果
- 鏡の枚数の違い
- 光を入れるかどうか(明るさや撮影のしやすさ)

虫の目レンズは魚眼レンズの一種で超広角のため、三角形が無限に続き、ボール状の万華鏡効果が得られる。

### さらに拡張:アクリルボールとの合体

魚露目8号はレンズが極小で、万華鏡の中に簡単に収まる。万華鏡だけでも面白いが、先端にアクリルボールを追加することで、ネットで見つけた「宙玉」のアイデアを取り入れた。

先端のアクリルボールが超広角として機能し、被写体は極小になる。さらにボール自体が画面内に複数写り込む。この撮影では被写体をアップにできないため、広い範囲を画面内の模様として取り込む使い方になる。

### 複数アングル同時撮影の工夫

一つの被写体を様々な角度から同時に撮影できたら面白いという発想から、3枚の鏡を使った万華鏡状のものを6枚に増やした。作成段階では固定が難しく手間取った。

上部に隙間を設け、状況に応じてLEDライトで照らせるようにした。写り込むイメージは被写体への距離によって大きく変化する。適切な距離を見極める必要がある。F22まで絞り、レンズと鏡の隙間からLEDライトで照らして撮影した。

## 結論と実践的アドバイス

魚露目8号を用いた虫の目レンズ撮影は、手頃なコストで迫力ある写真を撮影できる方法である。絞りを絞り、中央重点測光を基本とし、必要に応じてテレコンやLED照明を活用することで撮影の幅が広がる。万華鏡アタッチメントなどの自作にも挑戦すれば、より創造的な表現が可能となる。

(文:吉祥法师)